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乳歯はむし歯になりやすい
大人の歯に比べて、乳歯はむし歯になりやすいものです。当院では、むし歯になりやすいお子様の歯を守る小児歯科に対応しています。
乳歯はむし歯になりやすいものの、むし歯になりやすい理由を理解し、正しく対処をすればお子様の歯をむし歯から守ることができます。
乳歯がむし歯になりやすい理由は、以下の3つです。
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エナメル質が永久歯の半分程度しかない
歯の表面を覆うエナメル層は、乳歯の場合、大人の歯の半分しかありません。エナメル質が薄ければ、むし歯菌のつくり出す酸にも溶けやすいため、むし歯にもなりやすく、一度むし歯になると症状も早く進行します。
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磨き残しがある
ブラッシングが不十分なことも、乳歯がむし歯になりやすい理由です。10歳くらいまでのお子様は一人でブラッシングをすることはできません。むし歯の原因となる食べ物の残りかすやプラークをしっかり落とすためには、親御さんが正しいブラッシング方法を身につけ、仕上げ磨きをしてあげる必要があります。
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甘いおやつをダラダラと食べ続ける習慣がある
食生活もお子様のむし歯に影響を与えます。砂糖がたくさん入った甘いおやつをダラダラと食べる習慣があると、お口の中はむし歯になりやすい状態が続きます。本来、唾液にはお口の中の食べかすや細菌を洗い流す自浄作用と、歯の表面から溶け出したカルシウムなどを再び歯に戻す、再石灰化の働きがあります。しかし、おやつを食べ続けていると、常に歯の表面が溶け出す状態となるため、唾液の自浄作用と再石灰化作用が追い付かず、むし歯になりやすいのです。
お子様のむし歯を防ぐためには、正しいブラッシングと生活習慣の見直しが欠かせません。当院では、お子様の年齢に合わせた仕上げ磨きの指導と生活習慣のアドバイスをしています。
乳歯のむし歯は進行が早い
乳歯はまだ柔らかく、むし歯に対する抵抗力が弱いので、一度むし歯になると一気に進行します。また、エナメル質が薄く、神経部分の占める割合が多いため、気が付いたときには神経の近くまでむし歯が進行していたというケースも少なくありません。
むし歯を早いタイミングで発見するためには、日頃からお子様のお口の中をチェックし、定期的な健診を受けることが大切です。
乳歯のむし歯を放置するリスク
乳歯がむし歯になってしまったら、早期の治療が必要です。乳歯のむし歯を放置すると、次のようなリスクが生じます。
他の歯もむし歯になる
むし歯を放置しておくとむし歯菌が多い状態が続くため、健康な歯もむし歯になってしまう可能性が高まります。
永久歯の歯並びが乱れる可能性がある
むし歯が進行すると、むし歯によって乳歯を失うリスクがあります。生え変わりのタイミングよりも早く乳歯が抜けてしまった箇所は永久歯が早く生えてきたり、本来の位置からずれて生えてきたり、歯並びに影響をおよぼす可能性が高くなります。
あごの発達に影響する
歯が痛いと食事をしっかり噛めないとあごが正しく発達せず、歯並びや噛み合わせの乱れや顎関節症を招く恐れがあります。
歯の健康に対する意識に影響する
むし歯になっても放置していると、お子様は歯が痛くても歯科医院には行く必要がないと認識します。歯を健康に保つための意識や習慣が身につかないため、将来的な歯の健康意識にも影響します。
処置メニュー
お子様の歯を守るためには、むし歯になる前の予防が大切です。宇都宮の歯科医院「長歯科医院」の提供する小児歯科メニューをご紹介します。
ブラッシング指導
お子様に対し、年齢やお口の状態に合わせた適切なブラッシング指導、親御さんを対象とした仕上げ磨きの指導をします。
フッ素塗布
フッ素には、歯質を強化してむし歯になりにくくし、溶け出したミネラル分を歯に戻す再石灰化を促す効果があります。毎日のご家庭でのフッ素塗布は、むし歯予防に効果的です。
シーラント
奥歯は歯ブラシが届きにくく、複雑な形をしているため、磨き残しが多く、むし歯になりやすい箇所です。シーラントは歯科用プラスチックで汚れが溜まりやすい奥歯の溝を埋め、むし歯を予防する処置です。